2010年5月4日火曜日

横河電機製FA-M3Rに対応しました

みなさん、連休は楽しまれたでしょうか。
秋田では桜が丁度見頃で、良い連休となりました。

さて、ioTouch2、irPanel共に連休中にバージョンアップになりました。

このバージョンアップでは、横河電機製FA-M3Rシリーズの対応と、三菱電機製QシリーズのMCプロトコルのバイナリーに対応致しました。


ホームページの方でPLC機器貸出しの協力を呼びかけてましたが、2月上旬に横河電機株式会社様より申し出がありました。
まさかメーカーサイドから申し出があるとは夢にも思っていなかったので、二つ返事でFA-M3Rシリーズに対応させていただく事になりました。
また、ソリューションの一つとして捕らえていただいているという事で、大変ありがたく思っています。

今回お借りしたFA-M3Rシステム(CPU SP58-6S)




LE11-0TというEthernetmモジュールを使わせていただきました。
通信設定はモジュールのディプスイッチとロータリースイッチで行う様になっていて、ツールからの特別な設定は必要ありませんでした。
デップスイッチは全てOFFにし、ロータリースイッチでIPアドレスを設定するだけでした。





失礼ながら、今までFA-M3Rシリーズの事は全く知りませんでした。

カタログを見て感じるのは、非常にユニークな製品だなという事です。
まずCPUが最大4台まで搭載出来、ラダーの他にBASICやリアルタイムOS CPUモジュールも搭載可能で、PC+I/Oボードで制御していた事も置換えれるのではないかと思います。

I/Oオープンというのがあり、独自のI/Oモジュールを設計出来る様になっているというのも面白いと思います。

触って一番驚いたのは、アドレスの考え方が他と大きく異なっている所で慣れるまで少しかかりました。
スロット位置でアドレスが決定し、0ではなくて1から始まる所が大きく異なっていました。(Xの場合X201から始まります)
様々な要因でスロットの位置が変更になる事がありますが、ツールで一括変換してくれるので固定されている事を気にしなくても良い様になっています。

また、コンポーネント化という事を強く意識していて、再利用性の向上という所に力を入れている様です。
短期間なのでそこまで使いこなせていませんが、オブジェクトラダーというオブジェクト指向をラダーに適用させた組み方が出来る様になっています。
オブジェクトという言葉は他社のPLCでは聞いた事がないです。

Fun Ladder!もテキストで書ければ、その上にオブジェクト指向のラッパーをかぶせられるんじゃないかという発想がありましたが、未だ至っていません。
最終的には、Rubyで書いたコードがラダーに置換えられる様になったら良いなと思います。


ちょっと脱線してしまいましたが、横河電機株式会社様には大変お世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。

なかなかPLCの機種を変更する事は難しいと思いますが、新規案件などでFA-M3Rを検討してみてはどうでしょうか。
また、PC+I/Oボードの組合せの案件も検討する価値はあるのではないでしょうか?
モジュールの信頼性や安定した供給、小型化という事を考えると魅力的だと思います。

その操作にirPanelを使っていただけたら幸いです。


横河電機PLC:FA-M3R
http://FA-M3.com/

リアルタイムOS(RTOS)対応組込みコントローラ:eMbedded M@chine-Controller e-RT3 - 横河電機株式会社
http://e-RT3.com/


irPanelサポートページ :
irPanel

ioTouch2サポートページ
ioTouch2

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